ボロ戸建てをどこまでリフォームできるか!

 代表の私、子供4人の子育て真っ最中の父親なのです!('◇')ゞ これまではアパート暮らしだったのですが、流石にこの家族構成では、いろんな意味で集合住宅では暮らしが超・超・超絶限界にきたので、思い切ってボロ戸建てを購入し、引っ越すことになりました!(;^ω^)

そして折角なら、これまでの経験を活かして、思いっきり好き放題リフォームをしてやろうじゃないか!('◇')ゞ、そして折角だからそれを公開していこうではないか(^^)/という企画を始めることになったのであります。

妻と話し合い、リフォームのテーマは、じゃじゃ~ん!

『インダストリアル アンティーク ロハス 』です!

この3本柱をテーマに置き、思い切って表現してみようとオモイマース!

そして基本の方針としては、『ラフな家作り』です。わが家のチビモンスター達に対して、自由にのびのびと暮らして欲しく、そして遊びに来て下さる方々に、ゆるーい気持ちになって欲しいのです。

インダストリアルやアンティークの良いところは、床や壁に傷が付いても気にならないところです。

それどころか、古材の床や壁材は、わざと傷を入れて古びた風合いを出して使用されているほどで、逆に傷や色むらなどは、味わいとして愛されているほどです。

ですので、わが家の子供や遊びにきてくれた子供たちが付けてくれる傷は、わが家の思い出の風合いとして愛しまれることになります。ですので、わが家では、傷を恐れず、逆についた傷を愛おしく受け入れていく家を作っています。

無骨であり、ちぐはぐ、ふぞろい、不陸(でこぼこ)、そしてムラやシミなどに美しさを見いだせる、そんな家にしていきたいと思っています。

 

 

それでは、早速、そのボロ戸建てちゃんですが・・・

シロアリ被害、雨漏り多数、室内壁やドアの破損多数、外溝の崩れ、などなど沢山の問題がある物件なのです!リフォームし甲斐があるよね!とここでは強がって言っておきます(-。-)y-゜゜゜

さてさてまずは、そら~雨漏りを一番に直さんといかんでしょ!ってなるわけですが、とりあえず少しでも早くにアパートからここへ引っ越してきたいので、最低限住める環境を作っておいて、住みながら屋根や外壁を直していこう!という計画になったのであります!

なので第一のとっかかりは、

●リフォーム第一弾!『キッチンとリビング、脱衣所やトイレを住める環境にする』

というところから始めることにしました!(#^^#)

さてやりまっせ!(^^)!

まずは第一章、クロス剥ぎです。

やはり雨漏りとシロアリ問題があった家なので、思い切って根本的から体質改善!結露やカビを極力防いで、通気性のある家作りのため、壁や天井のビニールクロスは全面撤去し、漆喰や珪藻土、そして無垢材に張り替えていくことにしました!

妻がクロス剥ぎにハマったらしく、普段は飽きっぽい性格なのですが、何時間もモクモクとクロス剥ぎに集中しています!Σ(・□・;)そんなにひたすらにやってて疲れないの!?と尋ねたら、『ビリビリ剥ぐのはストレス発散になるの!』ですって・・・。なに・・なに!?そんなにアレですか・・その・・。

そっとその場を離れて、私は、剥いでくれたクロスの下地の石膏ボードの穴の修復です。

こぶし大の穴が10箇所ほどあるのです。

修理し甲斐があるなぁ~という強がりをまた唱えながら、ひとつひとつパテ埋め&研磨仕上げを繰り返しました。

次の工程は、第二章。リビングとキッチンの天井材に無垢の杉材を張る!

そう、天井材に選定したお杉ちゃんに、お化粧をしてあげます。裏を亜麻仁油で塗布し、表を3色のワックスで着色しました。裏表共に自然の塗料なので、体にも優しいのはもちろん、木の持つ性能を妨げることなく、調湿効果、防汚、防カビ、ある程度の防水効果を生んでくれます。杉材にこのような着色を入れてあげれば、インダストリアル、カフェ的な、ラフで安らげる、やわらかな雰囲気を醸し出すことができます。

天井という頭の上の空間って、住む上で本当に大事だなって改めて感じました。なんというか、気持ちの状態にすごく関係している気がするんです。柔和な感じが上から伝わってくる感じとでも言うでしょうか。

この天井に、後でさらに優しく艶やかな空間を演出してくれる照明を選んで取り付けていきます!


さて、次は

第三弾!『リビングとキッチンの床にカフェ板を張る』の巻です。

カフェ板は厚み3cmある杉材なので、断熱効果、調湿効果抜群です!薬剤等も使用されていない材料なので、純粋な木の香りが優しく空間を満包んでくれます。

まずは、カフェ板を、重ね張りで床にどんどん張って行くぞ!っと思った一枚目から、フロア打ち機が壊れてしまったので、気を取り直し、妻が下穴開け、私がビス打ちを行ないました。カフェ板は無垢材がゆえに、反りなどがあるため、それをジャッキなどで試行錯誤して修正しながら張っていくものです。

根太ボンド(床用の接着剤)などは、健康のためにあえて一切使用しませんでした。その代わり、多少の床鳴りや段差が出ることも織り込み済みで、それもまた良しとします。

張っていきながら、同時進行で、オイルワックスで着色をしていく段取りです。今回は、オイル着色の前に、研磨をして表面を平滑にする手間を加えました。

その後に、着色をしてあげると、プレーナーの帯跡が消え、木目がくっきり艶やかに現れてくれます。この『研磨の一手』を加えるだけで、カフェ板の仕上がりが数段美しく仕上がります。

先ほど、天井の素材の大切さを語りましたが、それに匹敵して、床材が住まう人に与える影響もかなり多きいと感じています。とくに素足で床材に触れてみれば、それは百聞は一触にしかずで、床材の表面が足裏から伝わってくる質感の情報量は、半端ないものがあります。

わが家は、普段から足袋を履いているのですが、普通の指分れしていない靴を履いているときと、足袋を履いている時とでは、足から伝わってくる感覚が別次元です。子供であれば、足の感覚が敏感になり、足の作りや姿勢が正されていくように、ウレタン塗装などがされていない無垢の床材が心身の状態を整え、アーシングまでもしてくれているように感じます。

 

続く・・・(画像や動画も次第にアップしていきます!)

 

第四弾!巾木に無垢材を選んで着色する!の巻

巾木は、殆どが集成材にフィルムを張ってある、良くホームセンターで売ってある物が主流なのですが、私がリフォームのご依頼を受けて、巾木を剥がす時に、多くの場合、巾木の裏にカビが生えている事が多いのです。巾木の表面はフイルムが貼ってあるため、通気性がなく、カビの温床になってしまいます。ですので、あえて無垢材を選び、カビ防止もかねてワックスで着色して使用しました。

無垢材の巾木は珍しく、オイルワックスとの相性も良く、床と壁の品位をグンと上げてくれます!

 

 

 

第五弾!しっくいをグレーに着色し、壁に無骨に塗りまくる!の巻

巾木を付けたら、養生し、あとはいよいよしっくいをヌリヌリします!自然素材の黒墨を混ぜて調色します。これだ!という色を見つけるまで、30色くらい着色サンプルを作りました。リビングは深めのダークグレーにしました。ちなみにトイレはライトグレーにする予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

塗った後、10日程ははしっくいと黒澄の匂いがします。そして、毎日色や風合いが乾燥するごとに変化していきます。均一に塗るのではなく、あえて無骨に不陸にランダムに自由気ままに塗りっぱなします。これが、日光や照明の光を受けて影を作ってくれ、味わい深いしっくい壁が様々な表情を醸し出して、なんとも落ち着いた印象を与えてくれます。しっくいを塗った部屋は、明らかに呼吸が楽になり、気持ちがスーッとします。健康のために、しっくいは極力使えるところで積極的に使っていきたいと思います。

第六弾!古いセクショナルキッチンを塗装し生まれ変わらせる!の巻

キッチンには予算がだいぶ持っていかれるのが実情ですよね~( ゚Д゚) わが家では目標はアイアンフレームキッチンをハンドメードで作ることなのですが、引っ越しのこの時期にその手間をかけられないので、システムキッチンを購入しようと見積もっても、100万円前後は普通にするので、とりあえず、この物件を購入した時に備え付けてあった古いキッチンをクリーニングし、塗装することにしました。

色はマットブラックを選んで全塗装!リメイク後のわが家の奥さんの反応は、『え!本当にあれがこうなったの!?ずっとこのキッチンでいい!』と言ってくれました!その分、他に予算を回せるし、めでたしです。その後、アイアンフレームの吊り棚を取り付けました。棚には透明のアクリル板をはめる予定です。そしてワイングラスなどをかけれるアイアンフレームを作って取り付けるつもりです。

第七弾!レールダクト照明を取り付ける!の巻

アンティークなエジソンランプを取り付けて部屋のやわらかな雰囲気作りだし、明るさが必要な場所にはLEDのスポットライトを当てる感じで設計しました。そしてダイニングテーブルの上はシーリングファンを取り付けました。